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ワンコイン健診(検診) ケアプロ中野店 評価というか体験というか感想というかレビュー [新しいもの]

 今回の「新しいもの」紹介は、モノではなく当ブログ初となる「サービス」である。
 近年認知度が高まってきている「社会起業(ソーシャル・ベンチャー)」の系譜を持つケアプロ株式会社(川添高志社長)。このブログの左カラムにもバナーを貼って応援しているが、ケアプロの開店当初から縁あって社長・店長と知己を得たことと、彼らの社会的使命の自覚のプロセスやそのベクトルに共感を抱いたことも相まって、個人的にもお付き合いをさせて頂いている。

 ケアプロのサービスコンセプト、店舗の雰囲気、健診の実際、事業構想、社会における立ち位置、健康啓発や健康維持促進への取り組み等、なるべく全体観に立ったレポートになるようにしたい。

ケアプロ店舗(手前が浅井裕美店長、奥が川添高志社長)
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  ~ケアプロ関連ブログ~

ゾエのひとりごと(ケアプロ株式会社社長)

ケアプロナースゆみの健康応援ブログ(ケアプロ中野店店長)

 店舗所在地等の基本情報はコチラを参照。すでにケアプロは多くのメディア(テレビ、雑誌等)からの取材・報道がなされており、ご存知の方もいるかと思われる。以下で私見を述べるが、興味のある方は読み進めてもらいたい。

-ケアプロとは- 

 さて、このケアプロは何を目指す会社なのか。同社のホームページには、

 “ちょっと立ち寄り、ちゃんと健康” 

 という標語が見える。
 言語というのは、「それ自体が何を意味するか」という理解はもちろん、言外にある意義を汲み取ることで訴えの全体の輪郭を浮かび上がらせることができるものだ。健診を業とする会社が掲げる「ちょっと立ち寄り、ちゃんと健康」という文面を見れば、「簡単に健診が出来るんだな」というくらいのイメージを抱くのが普通であろう。
 だが、この標語の本質にもう一歩踏み込んでみると、我々現代人にとって重要な訴えを為していることがわかる。それを何点かに分けて箇条に示してみる。この内容こそ、日本社会に欠落している健康に関する視点であり、ケアプロがソーシャル・ベンチャーであることの意義であると私は見ている。

  1. 健康はそれ自体が唯一無二の財産であり、あらゆる価値を創造する基本的条件である。(メタ価値) 
  2. 人が財産を守るように、健康という財産は「自ら守らねば」ならない。
  3. 健康維持のために必要なのは細心の注意ではなく、少しの関心と、それを反映する機会・場所である。
  4. 病気が健康の大切さを「気付かせる」機会になってしまっているのが現在の社会。これを転換するための仕組みが社会には必要で、そのハードルは「低く」なくてはならず、かつ「手軽」でなくてはならない。
  5. 大局的には、健康を意識する人間の拡大が、膨張を続ける医療財政負担の軽減に寄与することになる。
  6. 健康管理のハードルを低下させることは、国家が志向する「国民の健康寿命の延長」という理念と合致し、長期的な視野において人間生活の基盤を安定たらしめるものである。

 

 “ちょっと立ち寄り、ちゃんと健康”

 

 シンプルな標語ではあるが、その視野は想像以上に広く大きなものである。

-店舗の雰囲気及び健診の実際- 

店舗のぼり
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 ケアプロの検査項目やその詳細は同社ホームページから参照されたい。近年、メタボリック症候群(メタボリックシンドローム)という言葉が使われるようになり、この語はすでに「肥満」を連想させる点において一般化していると言ってもよい現状であり、健康維持のための健診項目を「メタボ関連」に設定したのはそうした時宜を得ているものであろう。
 また、メタボリック症候群が健康を阻害する要因として強く認識される分野である一方で、肥満は自らの「容姿」にも関わる重大な問題でもある。つまりメタボリック症候群は健康不安はもちろん、容姿(美容)の悪化といった複合的な問題を惹起させていると言え、繰り返すようだが、このような意味においてもケアプロが「メタボ関連」の検査項目を設定していることは妥当であると考えてよいだろう。川添社長は、「検査機器の開発・技術革新によって、検査項目の拡大もあり得る」と話しており、順次、そのような仕組みを整えていくのではないかと思われる。

 さて、実際の店舗であるが、場所はオタク街として著名な「中野ブロードウェイ」の1Fに構えている。初めて行く際には少し場所が分かりにくいかもしれないので、直接店舗に連絡することも構わないそうである(℡03-5942-8982)。白色を基調とした清潔感のある店舗で、ほとんど「医療臭さ」を感じさせない。ワンコイン検診を標榜する500円硬貨のモニュメント?が出迎えてくれる。
 店長の浅井裕美さんは「ブロードウェイでナース服を着ているとコスプレと間違えられる」と笑いながら話していたが、正真正銘の看護師なので間違いのないよう願いたいとのこと…(笑)。なお、社長の川添さんも看護師である。
 健診は採血して行う。そのために自分で針を使うことになるが、現代は非常に便利なもので簡易の使い捨て針を指先に当てるだけで採血できてしまう。痛みは「ほとんどない」と言えるレベルのものであり、その点に関しては「心配無用」である。検査時間は項目数にもよるようだが、実際に4項目セットの健診をして結果シートをもらうまでの一連のサービスを受けた感覚で言うと、トータルで10分程度の所要時間ではないだろうか。
 なお、健診と聞くと「病院での健診」をイメージされる方もいると思われるが、ケアプロでの健診に保険証を持っていく必要はない。少し難しい表現で言うと、このこと(保険証が不必要であること)はケアプロ事業が革新的である「条件」と言える。「健康を意識し、自ら健康を守るスタンス」が真に私達にとって必要であるならば、先述したようにそのハードルは「低く」なくてはならず、かつ「手軽」でなくてはならないのである。つまりケアプロの健診に保険証が不必要であるというのは、それが保険適用、または適用外などの外形的な基準によって成立しているのではなく、万人に健康意識を醸成させるための機会提供のハードルを下げ、かつ手軽であることを実際的に運用するという社会の潜在的要求に対する「ケアプロなりの応え」なのではないかと私には思われるのだ。
 畢竟、誰人(保険証を持つ、持たないに関わらず)であれ、自らの健康に関する意識を持つことが日常的であるべきだという理念にも通じていくことを意味すると言ってよい。そのように考えると、ケアプロでの健診は病院での本格的なそれを代位するものではなく、病院が提供する医療の一歩手前の堀を埋めていくという、「より社会的な立ち位置」を持つ事業であると考えられる。
 保険証不必要でスピーディーに自分の体を「車検」に出す感覚。病院のように仰々しくなく、コンビニのような手軽さで健康意識を高め、それを習慣化させる役割を自ら創出しようというのがケアプロ事業であると言えようか。

店舗全景と川添社長
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ケアプロを紹介しているメディア郡
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販売されている検査キット
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-事業構想、その他-

 ここまで私なりに「ケアプロ」を概観してきたが、最後に今後の事業構想・展開について思うところを述べてみたい。
 そもそも私は川添社長、浅井店長をはじめとして「ケアプロ」とは全く無縁で、開店当初に「たまたま通りかかっただけの人間」であり、本よりケアプロ事業に対して何かを述べるような立場ではない。そのような私が何故、このようにケアプロ論みたいなものを語っているのか、自ら不思議に思うこともある(笑)。
 思い起こせば初めて店舗を通りかかった時には川添社長は不在で、浅井店長と話をして「興味深い事業だ」と感じて即座に健診を受けたのである。検査結果がすぐに紙面で提供されることはもちろん、そのデータが同社のサーバーにアップロードされて携帯電話からその結果を閲覧することができるシステムを持つなど、「人間の健康に対する取り組みが真摯であり、かつ新規性がある」と思ったものだ。個人情報をあえて取り扱わないことも情報漏洩の危険性や機密保持にかかるコストの観点から妥当な選択であり、私自身が従来から考えていた視点と一致する(検査データの閲覧はIDのみの照会によって行われる)。そういった意味で実に練られた「ワンコイン健診」であったのだ。
 検査後、すぐにこの事業の本質と社会的意義とユーザーからの課題点を頭に浮かべながら、ケアプロのホームページにアクセスしてみたのである。そこには以下のような経営理念、行動指針が掲げられていた。


「経営理念」

革新的なヘルスサービスを提供し、健康的な社会づくりに貢献する。
 
「行動指針」

1.プロとして正しい医療倫理観を持て

 「制度に触れないか」「儲かるか」というのではなく、社会に本当に必要かどうかを判断し、多様な利害関係者の期待(社会的使命」に応える。

2.医療界の革命児たれ

従来の医療のあり方に変革を与え、インターネットなどの新技術を応用し、常に自己変革して、より顧客の便益を高める医療サービスを開発・提供し続けよ。

3.新市場の先導者を目指せ

21世紀の中核的産業の創造および育成を担うリーディング・カンパニーとして、世界に通用する日本医療界のHONDA、SONY、TOYOTAを目指せ。



 青雲の志を抱く青年の情熱が見て取れる。川添社長は20代後半の若者である。こうした理想に冷めた視線を送る人は「何を仰々しい」と鼻で笑うかもしれない。しかし、そのような硬直した人間に次の時代を創ることは断じてできない。歴史を振り返ってみれば、大きな時代の転換点には必ず若者が、青年が、その渦の中心にいた。私はそうした気概を心から愛する者であるし、また、自らが終生そのような人間でありたいと強く決意している。「笑う者は笑うがいい。だが、私の為すことを見よ。必ずこの社会に意義ある事実を打ち立ててみせる!」というような気概、決意、情熱を期待するものだ。
 その意味で私はケアプロが目指している理想に強く共感したし、出来ることは助力を惜しむべきではないと考えた。それが社会の向上に寄与すると確信する故である。ケアプロの理念を見た後、実際に健診した一人のユーザーとしての意見を(非常に簡素ではあったが)箇条書きにして再度店舗を訪ねた折に、川添社長と初めて会ってお話をさせて頂いたことが懐かしく思い起こされる。それ以来のお付き合いということになるが、時折店舗に挨拶に伺い、意見交換などの機会を持ってきた。私としては陰に陽にケアプロの発展を強く願う心境である。
 4月からは「ワンコイン・ドクター相談」という企画も始まっている。月に1回のペースで、ケアプロ店舗にて健康に関する相談を行うことができるというものだ。もちろん保険証は不必要である。このように「ワンコイン健診・ワンコイン・ドクター相談」などの実施によって、更にケアプロ事業は先鋭化し、社会に各個たる価値を提供する存在に成長するものと信ずる。混迷深まる社会にあって、理想と情熱を持ちながら次なる社会への貢献を誓うケアプロ。この先が非常に楽しみな事業である。中野近辺に御用の際には是非立ち寄ってみて欲しい。 店舗訪問の際には「明士さんのブログから来ました~」と川添社長か浅井店長に一声かけると、何か得をするかも!?(笑)。
 最後に私からケアプロに贈る「一行哲学」風なエールの言葉を。

 

「必要だから広まるのではない。それは情熱と努力と忍耐で勝ち取るのである。」

 

川添社長
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川添社長と浅井店長(再掲)
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※当該記事は、随時加筆修正される可能性があります。予めご了承ください。


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コメント 8

kyao

うーん…これは自分が必要と思われる検査項目について、自分でチョイスした上でそれをワンコイン何がしの費用で検査していただけるセルフケアの一環と考えていいんでしょうか。いわゆる「未病(病気になる一歩手前の状態)」であるかどうかも含めて、自分の身体を検査していただけるというのは嬉しいサービスですね。(^^)
高くてもいいから、気軽に能ドックもやってもらえる施設が出来ればと切に願っているんですけど…これは無理かな。新宿にそう言う施設もあると聞いたけど。(^^;
by kyao (2009-06-08 14:53) 

参明学士

★kyaoさん、そうですね、現状ですとメタボリックシンドローム対策に的を絞った検査項目になっています。本文中にも書きましたが、今後、多様な分野の検査キットが開発されれば、項目も加えられていくものと思います。ですが、脳ドックに比する簡易検査の登場はまだしばらく技術革新を待たねばならないような気もしますね…。
ケアプロは、安価かつ迅速かつ保険証不要ですので、健診自体のハードルがとても低くなっています。健康管理を平素から行っておくのが病気予防には必要不可欠ですが、ケアプロはそれを社会インフラの方から支えようとする新しいスタンスを持つものであると考えています。
by 参明学士 (2009-06-09 17:32) 

まさ

う~ん。今年の頭の健康診断でメタボ予備軍と言われてしまった僕(笑)
検査を気軽に安価にできるサービスはホントに欲しかった!
近くに出来るのを心待ちにしときます。
by まさ (2009-06-12 22:12) 

参明学士

★まささん、メタボ予備軍ですか??まささんのイメージとちょっと違って驚きというか新鮮です^^;

>ホントに欲しかった!

ケアプロの人達が聞いたらとても喜ぶと思います。中野の近くにいらっしゃった際には利用してみて下さいね~。
by 参明学士 (2009-06-15 13:16) 

崎山 かずゑ

初めまして、 私は看護師で現在病院で勤務しています。以前から組織の在り方に疑問をもっており、患者さんの立場にたった看護をしたいと思っていました。そんな時ある番組で「ワンコイン検診」を見て興味を持ち 私もこのビジネスに参加したいと思い 詳細を伺いたくメールしました。
by 崎山 かずゑ (2011-12-16 12:28) 

参明学士

★崎山かずゑさん…はじめまして!今日の病院や医療のあり方に一石を投じるケアプロ事業です。ここの社長とも懇意にしてますので、よろしければお繋ぎしますよ。このblogの左下段にある「メッセージを送る」からご連絡頂けますでしょうか?
by 参明学士 (2011-12-17 15:02) 

udj21-tomo

素晴らしい!国民の意識、予防医学への啓発・啓蒙。自分の身体に対して自分自身が気をつけ、健診に参加できるという意識改革が重要。
いたるところにあればもっともっと参加者が増え、意識の向上になります。
私は、重度障がい者ですが、もっともっと推進していきたいです。

by udj21-tomo (2012-04-29 12:20) 

参明学士-PlaAri-

★udj21-tomoさん…コメントありがとうございます!ケアプロは理念ある仕事を世に送り出してます。既得権益者との利害衝突もあるようですが、最終的には「国民益」を創出する意味において頑張って欲しいと思うばかりです。
社長の川添さんは基本的にクールですが人懐っこい部分もあり、もちろん熱さも持っていて、個人的に大好きな人格です。時々、一緒に食事などしておりますよ。
by 参明学士-PlaAri- (2012-04-29 12:41) 

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