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大交流会1周年 [新しいもの]

 2017年4月9日になりました。

 あの日から1年。僕の胸に去来するものを記してみたいと思います。

 日々バタバタとしながらも「去年の今頃は何をしていたかな」と考えるような年齢になりました。若い時はあまりそれは自明ではなかったと思うのですが、今では日々の過ごし方を問うような価値観が自分の中に根付いていることを実感しています。1日1日というのはあっという間に過ぎ去っていくのだけれども、そうした流れの中にあっても「流れと流れを繋ぐ踊り場」のような時間を重要視する思考が強くなってきました。それは人によって仕事の締め切り後の余暇だったり、旅行に行く日程だったり、大事な人と会う日だったりするのでしょう。
 踊り場に至るまでの流れはある種「ルーチン的」であるけれど、そこで自己を充実させるためには欠かせないもの。割合的に見て日々の流れ作業は人生の90パーセント以上の時間を占めているのではないかとすら感じます。ただ、僕はそれを嫌なことだとはあまり思いません。「踊り場の充実」とセットならば…。

 1年前の今日、2016年4月9日に『PlaAri枠「1000回生放送記念大交流会」』を開催しました。全国各地からご来場を頂き、初めて会う方も含めて盛況を呈することができたものと思っております。1000回に及んだ僕の生放送、これを支えて頂いたのは言うまでもなく視聴者の方々でありました。
 放送を始める以前は自身のルーチンでしかなかった鍵盤プレイが、いつの間にか自分にとって、そして視聴者の誰かにとっても踊り場もなっていたかもしれません。僕自身、日常に突然紛れ込んできたその「踊り場の価値」を意識することないまま積み重ねていたように思います。だから放送開始時にはリアルに人と交わることなんて想定していなかったのです。認識が変わってしまうことってやはりあるのだよな、と今では当時の自分を遠く感じますね。
 さて、自分にとっての「1000回生放送」に際してのテーマは幾度も示している通り「これまでの感謝の伝達」でありました。それをどのような形で表すのか。その答えが大交流会の形式であったわけです。それまでも生放送を通じて知己になった人同士がリアルでも友好を深めていく様子を見知っておりましたし、同じFANKSという文化クラスタならば楽し気な化学反応も期待できるだろうと考えるのは自然なことでありました。加えて、大交流会をアナウンスするようになってから気付いたことがあったのです。それが上述の「踊り場の価値」についてでした。
 大交流会のアナウンスをしてからというもの、自分の中の時間の密度が変わっていくのも感じましたし、全国各地から寄せられる大交流会への参加表明、運営スタッフとの打ち合わせ、店舗側との調整、そのすべてが4月9日という日に向かって集約されていく感覚の中に「ルーチン→踊り場→ルーチン」という図式が僕の中にくっきりと投影されてきたのです。また、それはおそらく僕だけではなく大交流会に関わる人にとっても大なり小なり「そういうことだろう」と。日々のルーチンとルーチンの間の単なる「区切り」とも違う営み。それをここでは「踊り場」と呼んでいるわけですが、人間にとってこうした時間や場の存在は生きることを充実させ得るものじゃないかなと思うようになりました。
 そして案外「踊り場の質的向上を図っていく」ことは自分の適性に合っているんじゃないかとも。人が集う踊り場の質が上がるなら、きっとそれはそれぞれの人のルーチンの向上とリンクすることもあるはず。そう捉えるとイベントや企画を考えることが「単なる遊び」ではなくて「関わる人の日々のため」ということにも接続するし、やっていて清々しいものになると言えるかもしれません。もちろんそこには成功も失敗もあるでしょう。でもそれを超えて「営む意味」は失われないはず。自分だけの踊り場じゃなくて「共々にそれは営めるものなんだ」と認識させてくれたのは生放送がきっかけで、それをリアルに映し出したのは大交流会であったように思います。こうして振り返ってみて、改めて関わって下さった皆様に感謝の念は尽きません。本当にありがとうございました。

 あの大交流会から1年の本日、Musiumart Ambassador Association一般社団法人が設立総会を迎えます。そう、「質の高い踊り場」を目指して会はスタートします。主に文化鑑賞・共有を軸とする集まりですが、会員の皆さんからは早くも興味深い提案をいくつも頂いております。徐々にではありますが踊り場の質的向上は約束されたものと確信しています。文章で書くと堅苦しい感じもしますが、要は「みんなで美術館行こう、落語聴こう、ライブ行こう、イベントかじってみよう」みたいな話です(笑)。大交流会のように東京外からも幾人かの入会がありました。少しずつでも仲間を増やしていって全国にわたって有意義な踊り場の機会を持つことができれば幸いです。
 実はこのアイディアは大交流会時にアナウンスしようかと思っていたのです。けれど、あれもこれも詰め込むのではしっかりと伝わらないかもしれないと考えて見送ったのでした。結果、正解だったと今では感じます。当時僕が考えていた素案は随分と荒削りでしたし…ね。

 ともあれ本日の設立総会は簡素の上にも簡素、その後の第1回運営会議がメインとなることでしょう。打ち合わせが楽しいのです(違)。形式を重視せず実質で進みたい。大交流会のような熱っぽい日ではありませんが、通年を通して着々と営みを積み上げていく一歩としていきたいと考えている次第です。
 生放送を始めた頃には想像もしなかった現実。今、僕はあの時と同じ心境かもしれません。いったい何が待っているのでしょう。1年後の自分がどんな記事を書くのか、それが楽しみでなりません。

 さぁ、新しい始まりに乾杯! 


タグ:MAA 大交流会
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