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できそこないの男たち(福岡伸一) [本ココ!]

できそこないの男たち (光文社新書)

できそこないの男たち (光文社新書)

  • 作者: 福岡伸一
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/10/17
  • メディア: 新書

 『生物と無生物のあいだ』を著したことで知られる分子生物学者の福岡伸一氏による著作である。文章力に定評のある著者だが、本書でもその力が遺憾なく発揮されている。男女の性差が何によって決定付けられるのかを丁寧に説明している。
 人間のデフォルトは「女」であること、それをカスタマイズして「男」ができあがることを遺伝子の振舞いを通して解説する。タイトルの「できそこないの男」という表現は、能力や機能としての「できそこない」ではなく、男というものの誕生の経緯が「女のできそこない」であるという意味である。これらの知見は分子生物学の進展なくしては得られぬことばかりである。

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<勝負脳>の鍛え方(林成之) [本ココ!]

<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書)

  • 作者: 林 成之
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/10/21
  • メディア: 新書

 今回紹介するのは脳外科医である林成之氏の著書、『<勝負脳>の鍛え方』である。林氏はサッカー日本代表監督だったオシム氏が脳卒中で倒れた際に治療にあたったことで知られている。その後の動向が不安視されていた監督だったが、氏の治療の末に日常生活を送るレベルにまで回復しているようだ。
 彼は脳外科医としての豊富な臨床体験をもとに、知られざる脳機能の本質について大胆に仮説を立てて持論展開する。もちろんそれは単なる推測を連ねたものではなく、医学的根拠を提示しながら脳が本来持っている力をいかに引き出すかという視点で本書は執筆されている。「勝負脳」というのは著者の造語であるが、社会そのものが「あらゆる分野の戦場」であることを考えるとき、人間の脳はその戦場を生き抜くための勝負を司る存在であるとも言える。脳に内在されていながら我々が取り出しえない「能力」を引き出して、あらゆる戦いを制していく力を「勝負脳」と定義すると言って外れてはいないだろう。
 本書は著者としては簡便な表現を使って書いているとのことだが、少々専門用語が飛び交う構成になっており、読み疲れることもあるかもしれない。ともあれ手短に読み手としてのポイントを示してみる。

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疾走する精神(茂木健一郎) [本ココ!]

疾走する精神―「今、ここ」から始まる思想 (中公新書)

疾走する精神―「今、ここ」から始まる思想 (中公新書)

  • 作者: 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 単行本
 脳科学者・茂木健一郎氏のエッセイ集である。小気味良いテンポで筆を走らせているように見える中で、人間が抱えるアポリア(難問)に挑戦し続ける姿勢が窺える。20に小分けされたテーマを束ねて本書は構成されており、どのテーマも短文でありながら、読者に命題のホシを豊かに掴ませてくれる。
 私は彼のことを尊敬している。何故、尊敬するのか。それを彼の魅力について考えてみることで説明してみたい。
 私が考える茂木氏の魅力は、彼が気鋭の脳科学者であることとか、TV等のメディアに出演して他者を唸らせるような言説・問題解釈を展開することなどとは関係がない。何しろTVを持っていない私は彼を電波の中で捕捉することはまずないからだ。

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働き方革命(駒崎弘樹) [本ココ!]

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)

  • 作者: 駒崎 弘樹
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 新書

 ここ数年で「ソーシャル・ベンチャー(社会起業)」という語を耳にするようになった。著者の駒崎弘樹氏はその気鋭な企業家の一人という位置づけに当たるようだ。もっとも氏自身は、自ら主宰するNPOを「一零細企業」と呼んでいる。謙遜でもあり、事実でもあるというところであろう。なお、この本の内容はソーシャル・ベンチャーの中身とは特に関連がない。

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聖灰の暗号(帚木蓬生)上・下 [本ココ!]

聖灰の暗号〈上〉

聖灰の暗号〈上〉

  • 作者: 帚木 蓬生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本
聖灰の暗号〈下〉

聖灰の暗号〈下〉

  • 作者: 帚木 蓬生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本
 今回の「本ココ!」は知人から薦められた書を紹介する。

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金正日の正体(重村智計) [本ココ!]

金正日の正体 (講談社現代新書 1953)

金正日の正体 (講談社現代新書 1953)

  • 作者: 重村 智計
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/08/19
  • メディア: 新書
 
 
 
 
 
 日本では北朝鮮に関する知識人として著名な重村智計氏の著作。毎日新聞記者・論説委員の経歴を持ち、現在は大学教授である。今日では氏の北朝鮮論評は世界でも注目される類のものであるようだ。テレビで北朝鮮に関する報道がある際にはコメンテーターとしても活動している姿をよく見かける。氏は北朝鮮問題を論じる第一人者と言ってよいだろう。本書を読めば、氏のジャーナリズムに対する姿勢がよく伝わってくる。北朝鮮に関する報道をするたびに強い妨害に遭ってきていることも述べられているが、そうした妨害に対する反発感情から批判を書いたりするのではない。諸外国からは窺い知れない北朝鮮の内部実情というものを、きちんと系統立てて論理的に(学問的に)把握しようと努めていることが分かる。

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脳を活かす勉強法(茂木健一郎) [本ココ!]

 今回の「本ココ!」は脳シリーズで有名な茂木健一郎著の『脳を活かす勉強法』を紹介する。茂木氏の著作を読むのは「脳整理法」以来、2冊目となる。

脳を活かす勉強法

脳を活かす勉強法

  • 作者: 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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人は見た目が9割(竹内一郎) [本ココ!]

 本書は近年、大ヒットした新書の一つ。正直に言ってしまえば、「タイトル勝ち」した典型例の本だという以外にさしたる感想もない。

人は見た目が9割 (新潮新書)

人は見た目が9割 (新潮新書)

  • 作者: 竹内 一郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 新書

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馬上少年過ぐ(司馬遼太郎) [本ココ!]

 本書は司馬遼太郎の短編が数編収録されている。タイトルの「馬上少年過ぐ」は伊達政宗の章。実母との確執や父・輝宗もろとも撃ち殺した事件の顛末についても書かれている。幕末の越後長岡藩の家老になった河井継之助を書いた章もある。河井に関しては同著者の「峠」が著名。

馬上少年過ぐ (新潮文庫)

馬上少年過ぐ (新潮文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1978/11
  •         メディア: 文庫

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朝食抜き!ときどき断食!―免疫力・自然治癒力健康法 (渡辺 正) [本ココ!]

興味深い本を読んだのでレビューしたい。参考URLはこちらへ。

朝食抜き!ときどき断食!―免疫力・自然治癒力健康法 (講談社プラスアルファ新書)

朝食抜き!ときどき断食!―免疫力・自然治癒力健康法 (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 渡辺 正
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本

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がばいばあちゃんの幸せのトランク(島田洋七) [本ココ!]

 知人が面白いと言っていたので、借りてきて一読した。

がばいばあちゃんの幸せのトランク

がばいばあちゃんの幸せのトランク

  • 作者: 島田 洋七
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 文庫

 

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ドラゴンボール完全版 第15巻(鳥山明) [本ココ!]

ドラゴンボール―完全版 (15)

ドラゴンボール―完全版 (15)

  • 作者: 鳥山 明
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/07/04
  • メディア: コミック

 国民的漫画を通り越して、今や世界的漫画に成長した『ドラゴンボール』を久々に読んだのでレビューしたい。

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日本兵捕虜は何をしゃべったか(山本武利) [本ココ!]

 久々に良質な書を読んだ。『日本兵捕虜は何をしゃべったか』とは帝国主義時代の日本における最前線兵士の内情を分析しようとする者にとって非常に気にかかるタイトルだ。第2次世界大戦に関わる出来事というのはその後の各国のイデオロギーやナショナリズムによってぼやけたり歪んだりして見えやすいが、本書のようなアプローチで追求された「大日本帝国兵士の最前線の姿」は非常に興味深く、またその内容も新鮮かつ鮮烈である。現在では英霊合祀とか靖国参拝問題などで安直な感情論に流されがちな論評も見られるが、そうした認識にも一石を投じることになり得る書である。大戦中の大日本帝国兵士の本当の姿を当時捕虜になった兵士自らが証言している。最前線の兵士の心情を吐露した記録が現存していることに率直に驚いた。それは論評などではなく、「現場の声」そのものである。その記録が現代に生きる我々の参考にすべき内容のものであることは十分に肯定されてしかるべきであろう。

日本兵捕虜は何をしゃべったか

日本兵捕虜は何をしゃべったか

  • 作者: 山本 武利
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 新書

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男は女のどこを見るべきか(岩月謙司) [本ココ!]

 男は女のことがわからず、女は男のことはお見通し。随分昔から男女のすれ違いは歌にもなり、詩にもなり、悲劇にもなっている。男と女の関係というのはいつになっても奥ゆかしいものだろう。

男は女のどこを見るべきか

男は女のどこを見るべきか

  • 作者: 岩月 謙司
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2004/09/07
  • メディア: 新書

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生協の白石さん(白石昌則) [本ココ!]

 以前読んだ本のレビューをしよう。今回はこの本。

生協の白石さん

生協の白石さん

  • 作者: 白石 昌則, 東京農工大学の学生の皆さん
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/11/03
  • メディア: 単行本

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美しい国へ [本ココ!]

安倍首相が内閣官房長官時代に出版したのが本書である。知人が持っていたので借りて一読した。

美しい国へ

美しい国へ

  • 作者: 安倍 晋三
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 新書

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日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦(猪瀬直樹) [本ココ!]

興味深い本を読んだので書評する。元防衛庁長官石破茂が衆院予算委員会で提示していた資料である。

日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦

日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦

  • 作者: 猪瀬 直樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本


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