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朝食抜き!ときどき断食!―免疫力・自然治癒力健康法 (渡辺 正) [本ココ!]

興味深い本を読んだのでレビューしたい。参考URLはこちらへ。

朝食抜き!ときどき断食!―免疫力・自然治癒力健康法 (講談社プラスアルファ新書)

朝食抜き!ときどき断食!―免疫力・自然治癒力健康法 (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 渡辺 正
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本

 

 実に明快な論旨で「朝食抜き」の重要性もとい、絶対性を語っている。ざっくり読んで2時間ほどあれば読了できる内容。ようするにタイトル通りのことが言いたいわけである。不思議と私なども誰に言われるわけでなく朝食を抜いてきたが、確かに病気らしい病気もしていないし、入院経験もない。健康そのものと言って良いほどである。知人は私の食事の少なさを深刻に心配し、また嘆くのだが、当の私は快適に生きているのだから問題ないと思っていたところに、私の思いをきちんと論理的に説明してくれる医者がいたのでとてもありがたく思っている。
 著者は全く薬を使わない療法を施して、どこの病院でも治せなかった末期ガン患者や糖尿病、リウマチ、神経痛、アレルギー性の病気など、様々な症例を朝食抜きによる生活改善にて数多く根治してきたという。それは人間が本来持っている「自然治癒力」を大いに引き出すことで成し遂げられたものだ。つまり、本来治療と言うのは自然治癒力を阻害する要因を排除することを言うのである。薬物使用による対症療法的治療では、病の根源を打ち倒すことはできない。やはり人間は健康で生きるのが当たり前に出来ているのだから、勘違いや思い込み、習慣によって形成された悪しき伝統を断ち切る必要があるのだ。

・朝食抜きは不健康は大ウソ

 朝食を取らないと栄養不足で脳が活性化しないために活動効率が落ちるという一般論が流布しているが、著者はそれをとんでもない過ちであるという。彼は、人間の体は夜の睡眠時に次の日の活動のためのエネルギーを生成しているのであって、朝起きた時にはもう「活動ができるようにセッティングされている」と断言している。また、「起きぬけに食事をすると腸の正常な働きを阻害する。腸が正常に働かないと自然治癒力が失われるのである」とも述べている。腸をきれいにしないと万病の元になるというのだ。便秘で苦しんだりして腐敗した便が腸内に残ると、そこから様々な悪性の菌が作られて全身に行き渡る。体調不良や気だるさは、まさに腸の働きが低下した結果であり、排便がスムーズにいっていない証拠でもあるという。
 腸の働きを合理的に考えると朝は排便の時間帯であり、決してモノを詰め込んではいけない時間であると考えられる。内臓が排泄に集中しなくてはいけない時に朝食が入ってくると、それを消化する方にもエネルギーを割かねばならなくなる。これが結果として腸の働き(すなわち便通)を阻害し、過剰に内臓を疲労させ、本来の人間の不純物整理のリズムを狂わせていくことになるという。また、食事は副交感神経を刺激するものであることが知られているが、副交感神経は「休憩」を誘う神経であり、刺激されれば集中力は落ち、眠気が増大する。朝食事をするのは逆に午前中の活動に対して効率が悪化する。一般に朝食抜きにすると仕事効率が落ちると論じられるのは、「朝食に慣れた人間が、突如朝食を抜く実験をさせられている」からであり、長期的に見れば、朝食によって内臓を疲労させた人は病気になりやすく、体調不快を訴えるケースが格段に多いのだそうだ。

・とにかく一度読んで欲しい!健康になりたければ朝飯を抜け!

 本書に書かれていることを説明しようとすると、ひたすら丸写し作業になってしまう。とにもかくにも読んでもらうのが一番だ。ダイエットでも体調改善でも、健康維持でも、朝食抜きは非常に効果が高いと著者は述べている。事実、私も朝食抜きであるが、言われてみれば「なるほど!」と思う事がかなり多く書かれていた。私の実生活で、著者の考えに沿っていなかったのはコーヒーの摂取に関してくらいなものだ。コーヒー(ブラック)は個人的に大好きで一日に何杯も飲むのだが、あまり好ましくないらしい。少々量を抑えようかとは思っている。だが、概ね著者の訴えたいことと私の実生活は差異がないように思えた。過度に栄養が足りないのは問題だが、彼によれば、食事のカロリー計算などはさほどの意味を持たないのだそうだ。
 医学的根拠に関しては可能な限り各パラグラフごとに示されているので、安心して取り組んでもらいたい。とにかく言えることは、事実として回復例が相当多いことと、人間そのものの力を使うこと、薬を全く使用しないということ。読み進めいていくと、いかに我々が無知のまま医学というものに無根拠に寄りかかっているかがよくわかる。そうした盲目を払うためにも、まずは読むことで本書の良さを感じることをおススメしたい。

ようするに全ての健康のために「朝メシを抜け!抜け!抜くんだ!」ということだ。


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コメント 8

kyao

うーん…それでも私は朝ご飯食べないと力出ないし(笑)。すでに習慣化しちゃってるので、朝食抜きは出来ないです。(^^ゞ
by kyao (2007-09-08 09:23) 

参明学士/PlaAri

★kyaoさん、本書の著者もkyaoさんの仰るご意見の方がたくさんいらっしゃることをよくご存知で、朝食抜きの効用を語るのがかなり難儀なことを告白していました。
実際、習慣化されたことを変更するのは容易なことではありませんよね。私など慣れっこというか、当たり前のように抜いていたのでラッキーだったのかもしれません。
by 参明学士/PlaAri (2007-09-10 15:46) 

norinori27

朝起きるとお腹が空いているので食べます。。。
これは習慣というより本能ですかね~(^_^;)

みそ汁を飲んでいる時、幸福感も味わっています。
by norinori27 (2007-09-13 09:19) 

参明学士/PlaAri

★norinori27さん、私はあんまり夜も食べないので、結構朝は空腹状態ですね。あの時のお水一杯がとても貴重に感じられます。

空腹の方が頭の回転は断然良いというのが私の実感です。あと、空腹状態が維持されていると何を食べてもとっても美味しくなります。これはひそかな楽しみでもありますね。
by 参明学士/PlaAri (2007-09-13 09:52) 

mana

>何を食べてもとっても美味しくなります。
って…多少不味くても食べてもらえるということでしょうか。それとも、味覚が敏感になって美味しいものしか胃が受けつけないとか…(^^;
by mana (2007-09-18 12:43) 

参明学士/PlaAri

★manaさん、多少不味くてもというより、食べたものがどれも美味しいと感じるということですね。ジャンクフード的なものとか、お菓子とか、一般的にあんまり歓迎されないものも食べられますし、お茶漬けや白飯のようなシンプルなものも美味しく食べられるということでもあるんですよ。
by 参明学士/PlaAri (2007-09-18 13:03) 

う~ん、人間はむろん生物でありますが、文化的存在でもあり「朝飯前」、「三食規則正しく」などというこの国の言葉に浸って生きて行く部分もある訳ですが・・・。
個人的には私も約16年間朝ごはんは食べなかったですが、それが原因で十二指腸潰瘍になった、と医者から言われ、以降朝ごはんは食べています。
by (2007-09-21 20:55) 

参明学士/PlaAri

★yutakamiさん、コメントレスが遅くなって申し訳ありません。

「朝飯前」ですが、この場合の「朝」は実時間で見るとお昼に近いのだそうです。一日二食時代の「朝飯前」という慣用句は、現代的な「朝食」の時間帯とは違いがありそうですね…。

>十二指腸潰瘍

現在は快癒されましたでしょうか?回復を陰ながら念願しております。yutakamiさんのお医者様は16年もの朝食抜きが原因であると指摘されているようですが、それであれば相当に遠因であるように感じますね。むしろ他に直接的な要因があるのではないかとも思えますが、どうなのでしょうね。

1日3食という習慣と学説が「定説」と信じられている現代ですから、本書の著者も反対意見がかなりあることを知悉した上での提言となっています。あとは、受け止める我々の判断次第であるということですよね。
私はこのような考え方を知る以前から、自然と朝食抜きの生活を送っていたので違和感なく受け止めることが出来ました。様々な健康法を試して効果のなかった方が、最後に取り組むような内容のものなのかもしれません。
by 参明学士/PlaAri (2007-10-18 14:33) 

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